monoFab ARM-10専用樹脂「PRR35-OP」の特長とご使用にあたっての注意点

2016年3月
ローランド ディー.ジー.株式会社

《特長》

  1. ARM-10専用造形樹脂

    PRR35-OPはゴムの様に高い弾性を持ったARM-10専用造形樹脂です。伸び縮みや柔軟性が必要な商品やパーツのデザイン検討、形状試作にご活用いただけます。

  2. ツールのグリップの試作

    造形物を曲げることができます。
    PRR35-OPは曲げることができるので、PRH35-ST2 (硬化後の特性:硬質)で造形したものや他の造形方法で製作したものと組み合わせて、ゴム部品を含んだ工業製品の試作などにご利用いただけます。

  3. 伸び縮みします。
    ゴムの様に引っ張っても元に戻りますので、引っ張りながら被せ対象物を覆う機能を持ったサンプルを作ることができます。

《注意点》

  1. PRR35-OPで造形したものは、ゴムと同様に伸ばしすぎると元に戻らなくなります。

  2. PRR35-OPで造形したものは、時間経過により徐々に造形当初の柔軟性を失います。

  3. PRR35-OPで造形したものは柔らかいため、形状によっては造形途中でちぎれてしまうことがあります。また、プラットフォームとの密着性が高いため、取り外しの際には一度に剥がそうとせず、少しずつゆっくりと剥がすようにしてください。

  4. PRR35-OPで造形する際には、樹脂層はお手持ちのLMV-10/80がお使いいただけますが、「PRH35-ST2」(硬化後の特性:硬質)、「PRF35-ST」(硬化後の特性:軟質)とは使い分けてください。

  5. PRR35-OPは樹脂槽を劣化させやすい性質のためARM-10の造形可能最大サイズ(高さ)はプリントできません。造形物の厚みによっては1度の造形で樹脂槽の造形面が劣化し、造形を完了できないことがあります。

  6. PRR35-OPは臭気があり、人によっては健康を害する恐れがあります。また、引火の恐れがありますので、作業場所では必ず換気を行ってください。

  7. ARM-10専用CAMソフトウェア「monoFab Player AM」とARM-10本体のファームウェアは最新のものにバージョンアップしてお使いください。造形する際にPRR35-OP専用の造形パラメータをご使用いただけます。

※安全性に対するご注意は、製品に同梱されている「安全にご使用いただくために」をご確認ください。

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