FAQ(よくあるご質問):MODELA Player4 |
ModelaPlayer4の対応機種は?
MDX-650(A), MDX-500, MDX-20, MDX-15, MDX-40, JWX-10です(2005年3月現在)。
申し訳ございませんが、上記以外の機種には対応しておりません。
ModelaPlayer4では、どのような形式のSTLファイルが読み込めますか?
STLファイルには、バイナリ形式とアスキー形式の2種類があり、
MODELA Player 4 では、どちらも読み込むことができます。
ファイルの読み込みにあたり MODELA Player 4 で問題が起きたことはありません。
フォーマットは比較的単純で、ソフトウェア間で3Dデータを受け渡しするときの
汎用ファイル形式としてよく利用されています。その反面、データ容量が大きくなる傾向にあり、
大きくて複雑な形状ではメモリおよびハードディスクの容量に注意が必要です。
STL(Stereo Lithography)とは
3Dシステムズ社の開発した光造形装置向けの3次元データファイル形式で、
三角形とその頂点座標で構成されています。
ModelaPlayer4はどの3D CADソフトのデータを読み込めますか?
3D CADは数多くあり、下表のデータ形式を出力できる物はほぼ問題無いため
個別に動作確認はしておりません。ただし、一部のソフトでは出力されるデータが不完全で、
正しい形状を切削できない場合もあるようです。
3D CADから出力した3Dデータを、メールまたはCD-Rなどでコールセンターにお送りください。
動作確認させていただきます。
ModelaPlayer4が読み込める3D 形状のデータ形式
形式 |
備考 |
IGES | IGES 5.2 (サーフェスのみ、ソリッド/2D図面は読み込み不可) Ver 2.90 以前のDr.PICZAで書き出したIGESデータは読み込みできません。 |
DXF | AutoCAD(R) Release 12J 3Dフェイスとポリラインが読み込み可、ポリラインは3Dメッシュとポリメッシュのみ、ソリッド/2Dは読み込み不可 3D FACEの記述があること |
STL | ASCII(テキスト)とバイナリのどちらも読み込み可 |
XVL | XVL3形式 |
面出し→荒削り→,,と連続して作業したとき、 面出しが終わると刃が上に戻り、
次の工程で、画面上部の材料が無いところから切削作業を始めてしまいます。
ModelaPlayer4が1.3以降で、
[新規工程]→[面出し]→[次へ]→[次へ]→「面だし範囲と深さの設定してください」の中の
[面だし後のZ0設定をする]にチェックを入れて置くと連続出力することが出来ます。
ModelaPlayer4のVerが1.2以前の場合はお手数ですが、ダウンロードページから
アップデータを取り出して適用してください。
両面切削するのに位置を合わせる方法が無いでしょうか?
HELPの「切削の手順」「計画をたてる」「4.材料の固定方法を決める」をご参考ください。
また、以下の方法で削り出すデータのセンターに穴を合わせることができます。
1)[設定]メニューから[モデル]を選び、[原点]タブで、原点を中央に設定。
2)穴あけ工程でY座標を0にした2つの穴のペアを作る。
ModelaPlayer4で削り出す物の周りだけを削る(余白のところを削らない)ことは出来ないのでしょうか?
MODELA Player 4 では、矩形で切削部分を指定できます。
形状が矩形におさまらない場合は部分切削を繰り返します。
またはCAD上で形状の周りにダミーの形状を作ってください。
表と裏を切削すると位置がずれるのですが。
ずれる原因がソフトウェアの問題の場合はコールセンターにご相談ください。
機械の精度の狂いなどの場合はリペアセンターにご相談ください。
切削中に材料がずれる場合には固定材料を増やしてみる、また材料の固定方法(両面テープ、瞬間接着材、
メス型を作成してこれに材料を固定する)を変えてみるなどの方法もお試しください。
MDX-20/15で動作範囲を超える物を切削できますか?
ModelaPlayer4には読み込んだ形状の拡大/縮小、部分切削機能がありますので、
動作可能範囲を超えたサイズの形状を分割して切削する事ができます。
なおMDX-20/15の動作可能範囲以上のデータを送ると、動作可能範囲の境界でクリップします。
両面切削したいのですがどうすればよいですか?
●モデル周辺の材料を使って固定する方法
モデル周辺の材料に穴を開け、ピンで固定し、穴は、上面と下面の位置合わせに利用します。
切削手順の概要は、次の通りです。
1.切削機に台座を取り付けて面出し
2.台座の上に材料を固定して面出し
3.上面を切削
4.モデルの周りに残った材料に穴あけ
5.材料を台座から取り外し
6.台座に穴あけ
7.材料を裏返し、台座の穴とピンで連結
8.穴を合わせたまま、接着剤などで固定
9.下面を切削
<メモ>
・ モデル中心に原点を設定すると、穴あけ位置の設定が容易
・ 穴あけのスペースだけ大きな材料が必要
・ 反り対策の必要なモデルには不向き
・ 第3面および第4面の固定方法としては使えない。
・ モデルと材料をつなぐ支柱が必要なことがある
●当て木を使う
モデルに材料を付け足し、切削前のブロックを一部再現します。
付け足す材料を当て木と呼びます。
固定に使える面積を増やし、切削負荷に耐えうる強度を確保します。
切削手順の概要は、次の通りです。
1.切削機に台座を取り付けて面出し
2.台座の上に材料を固定して面出し
3.上面を切削
4.削った材料の表面に当て木を接着
5.深さゼロ(Z0の高さ)で面出し
6.当て木に穴あけ
7.材料を台座から取り外し
8.台座に穴あけ
9.材料を裏返し、台座の穴とピンで連結
10.穴を合わせたまま、接着剤などで固定
11.下面を切削
<メモ>
・ モデル中心に原点を設定すると、穴あけ位置の設定が容易
・ 当て木を面出しするため、元の材料面より高くなるように当て木を付け足す
・ 厚みの薄いモデルは、平面やそれに近い面に当て木をつける
●モデルを使って固定する
モデルに穴を開け、ピンで固定します。
切削手順の概要は、次の通りです。
1.切削機に台座を取り付けて面出し
2.台座の上に材料を固定して面出し
3.上面を切削
4.モデルに穴あけ
5.材料を台座から取り外し
6.台座に穴あけ
7.材料を裏返し、台座の穴とピンで連結
8.穴を合わせたまま、接着剤などで固定
9.下面を切削
<メモ>
・ モデル自身にある穴を利用することもできます。
・ モデルの機能上問題ない箇所に穴をあけます。
・ 必要であれば、切削後に穴を埋めます。
アクリルを切削/彫刻していたら、途中で溶けてしまいました。
登録されている材料には切削/彫刻条件の推奨値が登録されていますが、
同じアクリルでも微妙に材質が違いますので調整が必要です。
溶ける場合は摩擦熱が大き過ぎるので、一回の切込量を小さくする、XYの切削速度を下げる、
細い刃物を使う、回転数を落とす(回転数を変更可能な機種)など、お使いになる材料に合わせて微調整してください。
同じ回転速度でも太い刃物ほど円周が大きくなり温度が高くなります。
細い刃物でほど温度が下がりますが、切削に時間がかかります。
その他、新しい刃物を使う、薄めた洗剤液を材料表面にごく少量塗ってみる、
時々ポーズで止めて休ませるなどの処置をお試しください。