カラー製品サポート情報

1 ユーザーメンテナンスのススメ ~プリントヘッドのお手入れ

インクジェットプリンタの出力品質維持には、日頃のメンテナンスが欠かせません。

常に安定した出力状態を保ち より安心してご利用いただくために、当社ではインクジェットプリンタの日頃のお手入れとして、お客様に「ユーザーメンテナンス」を定期的(月一回以上)に実施していただくことをお勧めしております。

 

 
1. プリントヘッド周りの汚れに起因するトラブルについて
2. ユーザーメンテナンスの必要性
3. ユーザーメンテナンスパーツとは
4. ユーザーメンテナンスの概要
5. シリーズ別 ユーザーメンテナンス作業ガイド
6. バーチャルメンテナンスガイド
7. プリントヘッド詰まりが改善されない場合の応急処置

 

 

1. プリントヘッド周りの汚れに起因するトラブルについて

お客様のプリンタで、以下のような症状が発生したことはありませんか?これらの症状は、プリントヘッド周辺に付着した埃や汚れ、こびりついたインクなどが原因で発生します。

     
 
  プリント結果
          テストプリント結果
     
botaochi
 
 プリント結果
           プリント結果

 

 

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2. ユーザーメンテナンスの必要性

当社プリンタにはクリーニング機能が搭載されており、プリントヘッドのノズルのつまりなどを未然に防ぐことができます。ただし、プリントヘッド周辺に付着する埃や汚れ、こびりついたインクなどはクリーニング機能によって除くことができません。ユーザーメンテナンスは、これらの汚れを取り除く作業です。プリントヘッドは非常にデリケートな部品ではありますが、お客様にも実施していただける簡易的な作業であり

ユーザーメンテナンスは定期的に実施していただくことで日々安定した状態で印字ができることはもちろん、上記の症状が発生した際に、プリンタ本来の機能で改善されない場合にも効果があります。

 
 
なお、ユーザーメンテナンスを実施しても上記の症状が改善されない場合には、プリントへッドの寿命や破損が原因と考えられます。その際には当社サービスマンによるメンテナンスが必要となりますので、コールセンターまでご連絡ください。

 

 

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3. ユーザーメンテナンスパーツとは

当社インクジェット製品にご購入当初から付属されており、保守契約ご加入のお客様には無償で供給しています。以下3種類のメンテナンスパーツを使い、作業を行います。

 

 
     

 

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4. ユーザーメンテナンスの概要

プリントヘッドは非常にデリケートな部品ではありますが、これらはお客様にも実施していただける、簡易的な作業です。クリーニングスティックにクリーニングリキッドを染み込ませて、下図の各部位の赤色部分の汚れを取り除きます。(ここではXJシリーズを例に図解します。製品別の詳細な作業内容はこちらへ)

ink
 
 
    gochui
 

ユーザーメンテナンスを実施する場合は、必ずクリーニング液をご使用ください。 こびり付いたインクの汚れも、溶液が汚れに浸透することで簡単に落とすことができます。 特に汚れがひどい場合は、少し多めにクリーニング液をクリーニングスティックのスポンジに染み込ませて、汚れた部分にゆっくり浸透させながら、軽くこすり付けてください。 ※クリーニング液を使用しないでクリーニングスティックを使用しても、汚れは落ちません。必ず、クリーニング液とクリーニングスティックはセットでご使用ください。

 
clean

 

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5. シリーズ別ユーザーメンテナンス作業ガイド

 

ユーザーメンテナンス作業ガイド I : プリントヘッド周りのクリーニング方法

 
シリーズ
機種
ダウンロード
SOLJET PRO 4 XR-640  準備中
VersaArt RE-640
RS-540/640/540S/640S
VersaCAMM SP-300,300V/540V
VP-300/540,VP-300i/540i,SP-300i/540i
VS-300/420/540/640  Roland OnSupportにて
配信中
Hi-Fi JET PROII
SOLJET PROII
SOLJET PROII V
FJ-540,CJ-540,SJ-540/740,SC-540
SC-540EX,SJ-540EX/640EX/740EX
SC-545EX,SJ-545EX/645EX/745EX
SC-540EXW/545EXW
SOLJET PROIII XC-540/540W/540MT, XJ-540/640/740
VersaUV LEC-300/300A/330/540

 

 

ユーザーメンテナンス作業ガイド II : ワイパーの交換方法

 
シリーズ
機種
ダウンロード
SOLJET PRO 4 XR-640  準備中
VersaArt RE-640
RS-540/640/540S/640S
VersaCAMM SP-300/300V/540V
VP-300/540,VP-300i/540i,SP-300i/540i
VS-300/420/540/640 Roland OnSupportにて
配信中
Hi-Fi JET PROII
SOLJET PROII
SOLJET PROII V
FJ-540,CJ-540,SJ-540/740,SC-540
SC-540EX,SJ-540EX/640EX/740EX
SC-545EX,SJ-545EX/645EX/745EX
SC-540EXW/545EXW
SOLJET PROIII XC-540/540W/540MT, XJ-540/640/740
VersaUV LEC-300/300A/330/540

 

 

作業を実施する前に次の「6.バーチャルメンテナンスガイド」を是非ご覧ください。 プリントヘッドクリーニング方法やワイパー交換の方法が細部にわたってバーチャル画面を通して ご確認いただけます。

   
 
ユーザーメンテナンスを実施しても症状が改善されない場合は、プリントヘッドの寿命や破損が原因と考えられます。当社サービスマンによるメンテナンスが必要ですので、コールセンターまでご連絡ください。

 

 

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6.バーチャルメンテナンスガイド

   
 

上記のユーザーメンテナンス作業ガイドをアニメーションにしました。マニュアルやガイドではわかりにくい、細かい部分を画面上でご確認いただけます。作業前に上記の「ユーザーメンテナンス作業ガイド」をご一読いただいた後で、この「バーチャルメンテナンスガイド」をご覧になれば、手に取るようにこれらの作業内容をご理解いただけます。

  mente_movie

 

 対応機種: VersaCAMMシリーズ SP-300,300V/540V  VP-300/540

 

  PRO IIIシリーズ XC-540/540W/540MT XJ-540/640/740
    PRO Ⅱ/Vシリーズ 申し訳ございませんが、SOLJET PROⅢのバーチャルメンテナンスガイドをご参照ください。製品の構造やボタン操作等は異なりますが作業の要所となる部分は同様です。
   
 
 
 
   
  バーチャルメンテナンスガイド
 
 

【注意事項】

1)バーチャルメンテナンスガイドのトップメニューについて

メニュー画面の機種を選択して、各機種のボタンが赤色に変わらない場合は、

画面を一度クリックしてください。

 

2)各アニメーションのテストプリントについて

各アニメーションの最後にテストプリントを行い、プリント結果が表示されますが

実際にはテストプリントは自動的に始まりません。詳細に関しては、「5.シリーズ別ユーザーメンテナンスガイド」のPDFデータの巻末をご確認ください。

   
 
 
このアニメーションをご覧いただくためには
AdobeFlashPlayerが必要です
flash  
   
 
 

 

 

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7. プリントヘッド詰まりが改善されない場合の応急処置

ユーザーメンテナンス作業を実施してもドット抜けやドットよれが改善されない場合は、通常はサービスマンによるメンテナンスが必要です。ただし、納期等の都合で時間がない場合など、どうしても出力されたい場合は、緊急時の応急処置としてマニュアル内では禁止されているプリントヘッド表面のクリーニングを行えば改善される場合があります。

             

 

この作業は通常、作業に慣れた当社サービスマンが実施する作業ですので、非常に注意して作業を実施する必要があります。お客様の症状によっては正常な箇所を痛め、さらに症状の悪化を招く可能性があります。

以下の詳細なガイドを十分ご理解の上、慎重に作業を実施ください。またご不明な点はコールセンターまでご相談ください。

 

           緊急時のプリントヘッド表面のクリーニング方法

 

 

この作業はお客様の症状によっては正常な箇所を痛め、さらに症状の悪化を招く可能性があります。プリントヘッドの破損など非常に危険を伴う作業です。あくまでもお客様の責任において実施していただけますよう、お願い申し上げます。

 

 <クリーニング機能とプリントヘッド表面のクリーニングの技術的な解説>

プリントヘッド表面クリーニングは、通常のユーザーメンテナンスを実施しても除去しきれないインクと吐出ノズル口やノズル表面の異物を取りやすくする作業です。クリーニング液をたっぷり含ませたクリーニングスティックを、プリントヘッドのノズルおよびノズル表面に押し当てることで、付着した異物にクリーニングリキッドを染み込ませ、次にクリーニングを行う事で異物の除去を促すのが目的です。従って、クリーニングスティックはあくまでもクリーニングリキッドを染み込ませるためだけに使用するだけで、こすりつけたり、力強く押し付けたりしないでください。異物がノズル内に入り込み、状況を悪化させる可能性があります。

 
 

 

 <クリーニング機能とプリントヘッド表面のクリーニングのイメージ図>

 

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