カラー製品サポート情報

FAQ(よくあるご質問):SOLJET PROⅢシリーズ

以下のFAQ分類項目をクリックすると質問項目が一覧となって表示されます。

分類項目 内   容  
全般
 
  PROⅢシリーズへの質問 =セットアップやデータ作成、システム構成など基本的な質問
  PROⅢシリーズの違いや互換性 =シリーズ間の違い、サプライ品や付属ソフトの互換性について
  購入関連情報 =製品の購入先、付属品やオプション品の購入方法について
仕様
 
  製品本体の仕様 =対応シート幅、加工範囲、精度について
  ソフトウェアの仕様 =付属ソフトウェアの仕様について
  サプライ品やオプション品の仕様 =刃物や材料、オプション品について
セットアップ
   
  製品のセットアップと接続 =セットアップ上の注意事項  
操作方法とノウハウ
 
  製品本体の操作方法 =製品本体の操作方法やノウハウについて
トラブルシューティング
 
  製品の動作の問題 =製品本体の動作上や出力結果の問題を解決します。
  プリント関連 =色や画質などプリントに関する問題を解決します。
  カッティング関連 =プリント&カットを含むカッティングに関する問題を解決します。
その他
 
  メンテナンス =修理依頼先やユーザーセルフメンテナンスについて


ソフトウェアRIPに関するFAQは別途設けておりますので、あわせてご利用ください。

 



全般:PROⅢシリーズへの質問

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全般:PROⅢシリーズの違いや互換性

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全般:購入関連情報

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仕様:製品本体の仕様

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仕様:ソフトウェアの仕様

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仕様:サプライ品やオプション品の仕様

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セットアップ:製品のセットアップと接続

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操作方法とノウハウ:製品本体の操作方法や各種ノウハウ

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トラブルシューティング:製品の動作の問題

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トラブルシューティング:プリント関連

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トラブルシューティング:カッティング関連(XC-540/540Wのみ)

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その他:メンテナンス

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全般:PROⅢシリーズへの質問

Q

初めて購入しますが、セットアップは自分で行えますか?

A

大型プリンターのセットアップは、当社サービスマンもしくは納品サービスを代行する当社指定販社が行います。

一般の小型プリンターとは異なり当社プリンターは大型の業務用プリンターです。
お客様が業務で使用されるために必要な、数多くの注意点がございます。
作業内容としては単に製品をセットアップするだけでなく製品の不具合の有無の確認を行い、
製品本体の使用方法、付属のソフトウェアRIPの簡易説明などお客様が当社製品を滞りなく使用できるように
様々な説明、アドバイスを行います。


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全般:PROⅢシリーズへの質問

Q

初めて購入しますが、大判のプリントデータを簡単に作成することはできますか?

A

大型プリントデータはIllustrator等のドロー系、Photoshopなどの画像加工ソフトウェアによって作成します。
その為ある程度これらのソフトウェアを習熟している必要があります。印刷方法等に関しては当社サービスマンから
アドバイスできますが、これらのソフトウェアの使い方等をお教えすることはできません。

IllustratorやPhotoshopに関してはノウハウ本も数多く出版されており、Adobe社のWEBページにも基本操作の
チュートリアルが掲載されておりますので、納品までにある程度学習されておくことをお勧めします。

なお、当社ではお客様のインクジェットプリンター導入を支援し、その後支障なくご利用頂くための活動として
各種トレーニングや体験会を開催しております。
詳細に関しては「ローランドディー.ジー.アカデミー」のWEBページをご覧ください。

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全般:PROⅢシリーズへの質問

Q

Windowsで使用する場合は、製品以外に何が必要ですか?

A

Windowsで使用する場合の基本システム構成は以下のようになります。

 

 【Windowsの基本システム】                              ※XJも同様です。

SOLJET PROⅢシリーズ LANケーブル Windowsパソコン
xc

システム構成の詳細に関しては以下のFAQ及び説明をご覧ください。

     1)Windowsパソコンについて

        パソコンの推奨スペック

        対応OSについて

     2)LANケーブルについて
       LANケーブルは以下の2種類がありますのでご購入される前に十分ご確認ください。
          ・クロスケーブル   ・・・プリンタ本体とパソコンを直接接続する場合。
          ・ストレートケーブル・・・ハブやルーターを経由して接続する場合。

     3)アプリケーションソフトについて
       大型プリントデータは印刷やWEB業界で使用されるDTPソフトウェアを使用します。
       代表的なソフトウェアとしてはIllustrator等のドロー系ソフトウェア、Photoshopなどの画像加工用
       ソフトウェアがあります。
       なおWordやExcelなどの一般業務用ソフトウェアからの出力は、色合わせやカッティング機能など
       の点で仕様があわず、不向きです。

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全般:PROⅢシリーズへの質問

Q

Macで使用する場合は、製品以外に何が必要ですか?

A

付属のソフトウェアRoland VersaWorksはMacには対応していません。そのため、Windowsパソコンをサーバーとして
Macをクライアントとしてネットワークを構築してご使用頂くことになります。

なおRIPサーバーとクライアントのOSの組み合わせによって必要な設定が異なります。
また異なるOS間でのファイルやプリンタドライバを共有するためのネットワークソフトウェアが必要な場合があります。
詳細に関しては以下のFAQをご覧ください。

Mac OSを使用する場合のネットワーク構築上の注意点について

【Macintoshの基本システム】                                       ※XJも同様です。

  SOLJET PROⅢシリーズ Windowsパソコン Macパソコン
 
xc
2
1
 
   

システム構成の詳細に関しては以下のFAQ及び説明をご覧ください。

     1)パソコンについて

        Windowsパソコンの推奨スペック

        対応OSについて

        ★MACパソコンは使用されるアプリケーションソフトウェアの仕様に合わせてご購入ください。

     2)LANケーブルについて
       LANケーブルは以下の2種類がありますのでご購入される前に十分ご確認ください。
          ・クロスケーブル   ・・・プリンタ本体とパソコンを直接接続する場合。
          ・ストレートケーブル・・・ハブやルーターを経由して接続する場合。

     3)アプリケーションソフトについて
       大型プリントデータは印刷やWEB業界で使用されるDTPソフトウェアを使用します。
       代表的なソフトウェアとしてはIllustrator等のドロー系ソフトウェア、Photoshopなどの画像加工用
       ソフトウェアがあります。
       なお一般業務用ソフトウェアからの出力は、色合わせやカッティング機能などの点で仕様があわず、
        不向きです。

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全般:PROⅢシリーズへの質問

Q

プリンターをセットするのに設置面積はどのぐらい必要ですか?

A

SOLJET PROⅢシリーズの設置には以下の広さが必要です。

 

XC-540/540W
setti

 

XJ-540/640/740

setti

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全般:PROⅢシリーズへの質問

Q

ランニングコストはどのぐらいですか?

A

SOLJET PROⅢシリーズのランニングコス(インク代)は以下のようになります。
なお使用するプロファイルやデータによってランニングコストは異なります。
あくまでも一つの目安としてお考えください。

 

<塩ビ>
プロファイル 高速 標準1 標準2 高品質 アーティス
ティック※
塩ビ 一般1
165円
168円
163円
189円
263円

                  ※このモードはSV-GGのプロファイルを使用した場合にのみ使用可能です。

 

<バナー>
プロファイル ビルボード 高速 標準 高品質
バナー 一般1
164円
197円
210円
227円

                               

  <ランニングコスト測定条件>
ison5a
出力データ : ISO N5A 日本規格協会SCID
出力ソフト : Roland VersaWorks
インク : ECO-SOL MAX CMYKLcLm6色
データサイズ : 1m2(1118.0㎜×894.4㎜)
その他 : 440ccカートリッジ使用

 


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全般:PROⅢシリーズへの質問

Q

印刷速度はどのぐらいですか?

A

SOLJET PROⅢシリーズの印刷速度は以下のようになります。
なお印刷するメディアの種類や印刷モードによって印刷速度は異なります。
あくまでも一つの目安としてお考えください。



<塩ビ>
  高速 標準1 標準2 高品質 アーティス
ティック※
XCシリーズ
19.2m2/時
14.0m2/時
9.3m2/時
7.0m2/時
2.8m2/時
XJシリーズ
20.9m2/時
15.3m2/時
10.0m2/時
7.7m2/時
3.0m2/時

 

<バナー>
  ビルボード 高速 標準 高品質
XCシリーズ
41.0m2/時
28.0m2/時
14.0m2/時
7.0m2/時
XJシリーズ
42.6m2/時
31.0m2/時
15.3m2/時
7.7m2/時

 

 

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全般:PROⅢシリーズの違いや互換性

Q

PROⅡ/Vシリーズとの違いを教えてください。

A

SOLJET PROⅢシリーズはPROⅡ/Vシリーズの後継機種として以下のように様々な機能や装備の強化を行いました。

・ メディアごとにプリント制御を最適化させ、インクジェットプリンター特有のインクにじみによるパス間のスジ・ムラを
  大幅に軽減する「インテリジェント・パスコントロール」を装備しました。
・ メディアを搬送する際に重要な役割を果たすピンチローラー、グリッドローラーを細部まで見直し、メディアの搬送
  精度を高め、またXCシリーズのプリント&カットの精度もさらに詳細に調整できるようにしました。
・ 取り付け可能なメディア重量を増やしてメディアのセットの仕組みを強化することでより安定したメディア搬送が
  可能となりました。またより安定した長尺出力が可能な新しい巻き取り装置を標準装備としました。
・ 新制御のヒートコントロールによるプリヒーター、プリントヒーター、ドライヤーの3系統のヒーティングシステムを
 搭載、オプション品として「拡張ドライヤー」と大型ファンの「ブロアー」を組み合わせた乾燥補助装置を用意しました。

なお製品の詳細に関しては当社営業所にお問い合わせいただくか、クリエイティブセンターの実機にて
ご確認ください。

 

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全般:PROⅢシリーズの違いや互換性

Q

追加購入を検討していますが、サプライ品の互換性はありますか?

A

プリント&カット機のサプライ品やオプション品等の互換性については以下の一覧表にてご確認ください。

  当社プリント&カットマシン サプライ品互換性一覧
 
品 名
品 番

SP-300/300S
SP-300V/540V
SP-300VS/540VS
VP-300/540
SP-300i/540i
VP-300i/540i
VS-300
/420
VS-540/640

CJ-400/500
CJ-540
SC-500/540
SC-540EX/545EX
XC-540/W
LEC-300
LEC-330

カッターホルダー
(樹脂)
XD-CH3
 
カッターホルダー
(アルミ)
XD-CH2    
替刃(2本セット) ZEC-U5022
   
替刃(5本セット) ZEC-U5025  
   
  当社プリント&カットマシン サプライ品の特徴
 
品 名
品 番
概 要
カッターホルダー
(樹脂)
XD-CH3
樹脂製のスタンダードタイプです。
カッターホルダー
(アルミ)
XD-CH2
耐久性の高いアルミ製です。
替刃(2本セット) ZEC-U5022 塩ビシートのほか、アイロンプリントシート、蛍光シート、反射シートに
対応できる、オールマイティなカッターです。
替刃(5本セット) ZEC-U5025
塩ビシートのほか、蛍光シートや反射シートのカットにも対応できる、
オールマイティなカッターです。ZEC-U5022(2本入)よりも高性能な
タイプで、ラミネート処理した上からのカットにもお勧めです。

 ※○は製品の付属品です。

 

なお、これらのサプライ品は以下のRoland DG Online Shopのページより購入可能です。

Roland DG Online Shopへ

また、カッターホルダーや替刃に関する仕様や仕組みについては以下のページをご覧ください。

カッティングツールについて

 

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全般:PROⅢシリーズの違いや互換性

Q

追加購入を検討していますが、付属のソフトウェアRIPに互換性はありますか?

A

SOLJET PROⅢシリーズには付属のソフトウェアRIPとしてRoland VersaWorksを標準装備されており、
SOLJETPROⅡVシリーズと同じ仕様となっています。
ただしSOLJET PROⅡシリーズやSP-300/W/Sなどに装備されているRoland MagicChoiceやRoland COLORIPとは
互換性がありません。また旧製品に付属されていたRoland ColorChoiceとの互換性もありません。

なおインストーラCDのバージョンによって対応機種が異なりますので、必ず購入された機種に付属の
インストーラCDを使用してインストールするようにしてください。

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全般:購入関連情報

Q

購入を検討していますが、どこから購入が可能ですか?

A

当社では直接販売をしておりません。お近くの販売店に関しては下記各事業所にお問い合わせください。

 

  s 各事業所案内

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全般:購入関連情報

Q

付属のクリーニングキットがなくなりましたが、サプライ品の一覧にありません。
価格と発注方法を教えてください。

A

「クリーニングキット」はサプライ品ではなく、サービスパーツです。
保守契約にご加入のお客様には無償で配布、保守契約に未加入のお客様にはサービスパーツとして
販売しております。詳細につきましては以下のページをご覧ください。

ユーザーメンテナンスパーツ発送依頼について
なお、お客様にも実施可能なプリントヘッド等のお手入れ方法に関しては以下のページにて詳細に説明しております。
あわせてご覧ください。

ユーザーメンテナンスのススメ

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全般:購入関連情報

Q

付属のソフトウェアを紛失したのですが、入手できますか?

A

付属のソフトウェア(Roland Software Package)のご購入に関する詳細に関しては以下のページをご覧ください。
なおサポート期間を完了した機種の中には、販売を終了致しましたものもございます。
予めご了承頂きますようお願い申し上げます。

Roland Software Packageのお申し込み


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仕様:製品本体の仕様

Q

使用可能なメディアの重量を教えてください。

A

使用可能なメディアの仕様は以下のようになっています。

使用メディア 取付可能なメディア幅 外径 重量
  XC-540/540W
260~1371㎜
最大180㎜
最大30kg
  XJ-540
210~1371㎜
最大210㎜
最大30kg
  XJ-640
210~1625㎜
最大210㎜
最大40kg
  XJ-740
210~1879㎜
最大210㎜
最大47kg


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仕様:製品本体の仕様

Q

長尺出力したいのですが、何mまで出力できますか?

A

長さ50mもしくは、印刷時の解像度によって出力できる面積が制限されています。
従って出力ご利用のサイズ(横幅)によって長尺出力の制限値は異なります。
ご利用の印刷モード設定を元に以 下の一覧表から長尺出力のサイズをご確認ください。

なお以下の一覧表を越えるデータをRIP処理された場合は、50mに縮小されるかRIP処理の状態で画面が
フリーズしますのでご注意ください。
(解像度は印刷モードによって異なります。VersaWorksの品質設定画面でご確認ください。)

※長尺出力には中間ファイル作成のためのハードディスク空き容量やRIP処理の必要なメモリなどを
  十分確保する必要があります。(ハードディスク容量やメモリが足りない場合はエラー表示されます。)


解像度と横幅の組合せによる長尺出力一覧表

解像度
横幅
2.5m
2.0m
1.8m
1.6m
1.3m
1.0m
最大面積
360×360dpi
540×360dpi
360×720dpi
50m 50m 50m 50m 50m 50m
250.03m2
540×720dpi
50m 50m 50m 50m 50m 50m
187.76m2
720×720dpi
720×1440dpi
1440×720dpi
42.24m 50m 50m 50m 50m 50m
105.61m2
1080×1080dpi
1440×1440dpi
18.78m 23.47m 26.08m 29.34m 36.11m 46.940m
46.94m2

 

※上記の一覧表はRoland VersaWorks Ver.3.01以降の仕様です。
※特色(RDG_WHITE や RDG_GLOSS)を用いた場合、上記の値から最大30%小さくなります。
※ハードディスクのフォーマットは[NTFS]してください。[FAT32]では大容量のデータを処理できません。


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仕様:ソフトウェアの仕様

 

Q

Roland VersaWorksの対応OSについて教えてください。

A

対応OSは以下のようになります。

Windowsr 7:Ultimate(32/64ビット版)、Professional(32/64ビット版)、
Windows Vistar:Ultimate(32/64ビット版)、Business(32/64ビット版)、
Windowsr XP:Professional Service Pack2以上(32/64ビット版)

※本ソフトウェアは32ビットアプリケーションソフトのため、64ビット版WindowsではWOW64(Windows 32-bit On Windows 64-bit)にて動作いたします。

 


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仕様:ソフトウェアの仕様

 

Q

Roland VersaWorksが使用可能なコンピュータのスペックを教えてください。

A

Roland VersaWorksを使用するには以下のPCスペックが少なくとも必要です。
なお、CPUのスペックはIllustrator等のアプリケーションソフトウェア等もご使用になることを考慮して
お客様のご予算の許す限り、なるべく高いスペックのパソコンをお使いになることをお勧めします。
RIP処理時間のストレスを緩和できます。
また通常RIP上で取り扱うデータは通常でも数ギガ、高品質の長尺出力を行われる場合は数十ギガになる場合も
あります。ハードディスクの空き容量もなるべく余裕を持った容量のパソコンをお勧めします。

CPU Intel Core2duo 2.0GHz以上推奨
ビデオカード
およびディスプレイ
1280×1024ピクセル以上の表示が可能なもの推奨
ハードディスクの空き容量 40GB以上空き容量(ファイルシステムにNTFSを推奨)
ドライブ DVD-ROMドライブ(Roland VersaWorksインストール時に必須)
その他 Roland@NETおよびVersaWorksオンラインを
使用するためのインターネット接続環境
カッティング、Print&Cut対応
アプリケーション
Adobe lllustrator 10、CS、CS2、CS3、CS4、CS5
CorelDRAW※ 11、12、X3、X4、X5

※ Roland Texture System Libraryは、Adobe lllustrator 10およびCorelDRAWには対応しておりません。



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仕様:ソフトウェアの仕様

Q

Roland VersaWorksが読み込めるファイル形式について教えてください。

A

VersaWorksは「TIFF」,「JPEG(2000)」,「PDF1.7」,「PS」,「EPS」に対応しています。


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仕様:サプライ品やオプション品の仕様

Q

どのようなメディアを使用することができますか?

A

溶剤系インクをご使用の場合は塩ビシートやターポリンなどの塩ビ系メディアへの印刷が可能です。
また当社溶剤系インク用に加工された各種メディアにも印刷することができます。

ただし、メディアの種類によっては当社インクとの相性が悪いものもございます。
当社純正メディア以外のサードパーティ製メディアの印刷結果に関しては当社の保証するところではありません。
あらかじめご了承ください。

当社インクジェットプリンターに印刷可能なメディアの詳細に関しては当社営業所、もしくは販売店に
ご確認いただきますようお願い申し上げます。


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仕様:サプライ品やオプション品の仕様

Q

純正メディア以外に使用できるメディアは、どのようなものがありますか?

A

当社純正メディア以外のメディアを総称して”サードパーティ製メディア”といいます。
塩ビやターポリンだけでなく、PETや電飾フィルムなど、様々なメディアが市販されておりますが
当社インクとの相性やメディア自体の品質は千差万別で、全てに印刷可能というわけではありません。
以上のことから、サードパーティ製メディアを利用された場合の印刷品質に関して当社で保証することはできません。

なお当社では、市場によく流通しているサードパーティ製メディアの中から、比較的印刷品質が良好なものを選択し
専用のプロファイルをご用意しております。専用のプロファイルを使用されることにより、一般的なプロファイルを
使って出力されるよりも、良好な印刷結果を得ることができます。

サードパーティ製メディアのプロファイルのラインナップは以下のページにてご確認ください。

サードパーティ製メディアのプロファイル一覧


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セットアップ:製品のセットアップと接続

Q

IPアドレスを設定しましたが、本体を認識しません。

A

Roland VersaWorksがプリンタ本体を認識していない場合は、
何らかの原因でネットワーク上の設定に不具合が発生した可能性があります。

ネットワーク設定等に関してあまり詳しくない方でも以下の点を確認して対処頂ければ、ほとんどの場合は
復旧させることができます。なお詳細に関してはネットワークトラブルの対処方法(初級編)をご覧ください。
イラスト等を加えて具体的に作業方法を説明しています。


1)ケーブルの接続等の物理的な要因
一番単純な原因としてはケーブルが抜けている、しっかりと奥まで差し込まれていないなどの
ケーブル接続の問題が考えられます。

2)インクジェットプリンターのネットワーク上のエラー
ハード上のエラーが発生したと考えられますので、すべての機器をリセットさせます。
 ・プリンターの一次電源をOFFにして、約10秒後に再度電源を入れてください。

3)パソコンやハブのネットワーク上のエラー
 ・パソコンやハブなどの電源を一旦OFFにして、再起動してください。

ネットワークトラブルの対処方法:初級編
以上の作業を行っても症状が改善されない場合は、パソコンやプリンタのネットワークの設定方法に誤りがあると
考えられます。以下のガイドに従ってネットワーク設定の確認及び再設定を実施ください。
ネットワークトラブルの対処方法:上級編

 

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セットアップ:製品のセットアップと接続

Q

Macから出力したいのですが、何か注意することはありますか?

A

Windowsマシンをサーバーとして繋げば、クライアントであるMacからの出力は可能ですが、
Mac OSのバージョンによってはネットワークの構築や設定方法が異なり、WindowsとMacのファイルや
PSプリンタを共有するためのネットワークソフトが別途必要となる場合があります。
なおRIPサーバーとクライアントのOSの組み合わせにより異なる設定は以下の通りです。ご確認ください。

RIPサーバ
クライアント
Mac OS X
Mac OS 9

10.5以上

10.3以降
10.4.11未満

10.2.8以前

Windows Vista
A
×
×
×
Windows XP
A
A
C
C
Windows 2000
A or B
A or B
B
B

              ※上記の一覧表はRoland VersaWorks Ver.3.00以降に適応される内容です。

 

 A. クライアント側でRIPサーバーをネットワークプリンタとして登録します。
 B. RIPサーバー側でVersaWorksの「AppleTalk設定」機能を有効にして、クライアント側でRIPサーバーを
   AppleTalkプリンタとして登録します。
 C. クライアントから印刷するためには、市販のプリンタ共有アプリケーションソフトが別途必要です。
   設定方法は各アプリケーションソフトウェア付属の取扱説明書をご覧ください。

  <Roland VersaWorks Ver.2.70以前のバージョンをご利用の場合
   Roland VersaWorks Ver.2.70以前のバージョンで、Windows VistaをRIPサーバにご利用の場合は
    OS上の制限があり、プリンタを共有することができません。最新のバージョンにアップデートして
    対処ください。


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セットアップ:製品のセットアップと接続

Q

”Roland@NET”を利用してWEB上からアップデートする場合に注意することはありますか?

A

”Roland@NET”を利用してインターネット上からアップデートする場合、
セキュリティーソフトによる干渉を受け、以下のような不具合が発生することがあります。

 ・英語表示に切り替わる。
 ・言語不一致のエラーが表示される。

このような場合はセキュリティーソフトを一旦OFFにしてからアップデート作業を行うようにしてください。

なおセキュリティーソフトの操作や設定方法に関してはセキュリティーソフトのヘルプやマニュアルをご覧頂くか、
各セキュリティーソフト会社にお問い合わせください。

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操作方法:製品本体の操作方法

Q

サードパーティ製メディアに印刷する場合の注意点について

A

サードパーティ製メディアを利用する場合は事前準備として「プロファイルの選択」と「送り補正値の設定」を行う
必要があります。また印刷結果が思わしくない場合、別途プリンター本体やRIP設定の変更による調整が必要です。
以下のポイントに注意して出力するようにしてください。

 

1.プロファイルの選択
①サードパーティ製メディアのプロファイルを使用する
当社では機種ごとにサードパーティ製メディアのプロファイルを用意しております。
こちらをご使用いただくことで、ある程度の画質で出力することが可能です。

ただし、メディア毎に画質のレベルは異なりますので、
すべてのメディアが純正メディア並みの画質で出力できるわけではありません。
(当社が保証するプリント品質で出力されるわけではありません)

サードパーティ製メディアのプロファイル登録方法
②汎用プロファイルの選択
上記のサードパーティ製メディアのプロファイルの中にご希望のメディアプロファイルがない場合は
汎用プロファイルをご利用ください。「塩ビ一般」や「バナー一般」などのプロファイルがあります。


③該当するプロファイルがない場合
サードパーティ製メディアプロファイルや汎用プロファイルの中にも希望のプロファイルがない場合は
同系統のメディアのプロファイルを代用プロファイルとして利用します。


2.送り補正値の設定
メディアの厚みはメディア毎に異なるため、送り出し量も変化します。当社純正メディアのプロファイルには
この送り出し量を補正する「送り補正値」が設定されていますが、他のプロファイルには設定されていません。
サードパーティ製メディアのプロファイルや汎用プロファイルを使用 される場合は送り補正値の設定が必要です。
「送り補正値」設定に関する詳細に関しては以下のPDFをご覧ください。

           s 送り補正値の設定方法について(XCシリーズ)

           s 送り補正値の設定方法について(XJシリーズ)

  <サードパーティ製メディアのプロファイルを使用する>
   サードパーティ製メディアのプロファイルを使用する場合は、メディア登録する際に送り補正値を合わせて
   登録してください。

           s サードパーティ製メディアのプロファイル登録方法

  <汎用プロファイルを使用する>
   汎用プロファイルを使用する場合は、プリンタ本体側で送り補正値を入力して印刷してください。

 

3.印刷結果から見た一般的な調整方法

  すべての症状に該当するわけではありませんが、画質を調整する場合は以下のような形で進めます。
 インクがメディアにうまく定着せず、インクが広がってしまう場合(印刷後の乾燥性も悪い)
  ①プリントヒーターの温度を上げる
  ②ヘッドスピードを下げる。
インクはメディアにある程度定着するが、横筋ムラが発生したり、色や画質が悪い場合

  ①プリントヒーターの温度を下げる、もしくはOFFにする。
  ②ひとつ上の印刷モードを使用する
  ③W-PASSモードを使用する


4.その他の調整方法
1)ミドルピンチローラを全て使用する(XC-540/540Wのみ)
シート全体を均等に送り出すと画質が向上しますので、すべてのピンチローラを使って印刷してください。

2)メディアをたるませておく
重いシートやロールの貼りつきの強いシートはプリント中にシートにテンションがかかり易く、
送り量が不安定になり横筋が発生する場合があります。このような場合は以下のように対処すれば、
症状が改善される場合があります。

 ◆対処方法1
  後方に取り付けたロールメディアをプリント方向に手で回して、たるませて出力します。
  なお長尺出力の場合は、必要に応じて何度かこの動作を繰り返します。

 ◆対処方法2
  プリント&カット機の場合は、本体のメニューで「サキオクリ」を「ユウコウ」に設定することで
  上記と同様の効果を得ることができます。 この設定は自動的に出力する分だけあらかじめ引き出してから
  出力を開始します。

  【ご注意】
   「サキオクリ」機能を使用する場合は巻き取り装置を使用しないでください。
   長尺出力の場合は一度に大量のメディアが引き出されますので注意が必要です。

 

なお以上の対策を講じれば、該当の症状を軽減することは可能ですが、必ずしもその症状が改善される
わけではありません。メディアとインクの相性が根本的に悪い場合はその効果は期待できません。

 

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操作方法:製品本体の操作方法

Q

カット線の設定方法を教えてください。(XC-540/540Wのみ)

A

当社ソフトウェアRIPにはカットする機能があります。
カット線の作成方法はドロー系ソフトウェア上でカットしたい線を「CutContour」という名前のスポットカラー(特色)
を使って描くだけです。この特色で設定されたイラストや文字のアウトラインがカット線としてVersaWorks側に
認識されます。

またプリントデータのアウトラインをカットする「プリント&カット」機能も同様の仕組みを利用します。
アプリケーションソフト上でプリントデータを作成し、お好きな形にアウトラインを作成してデータを送るだけです。
当社ソフトウェアRIPはプリントデータとカットデータを混在したデータを受け取り、プリント後、一旦メディアを
引き戻してカットさせます。

カット線の設定方法

プリント&カットの出力手順

<カット線設定上の注意点>
1)カット線の線幅について
カット線は線分の中心が実際のカットされる線となりますので太さは関係ありません。
ただし、あまり太い線に設定されると実際にカットされる部分を見間違えることがありますのでご注意ください。
   ※IllustratorCS2以降をご利用の場合、「線の位置」の設定を「線の内側に揃える」、「線の外側に揃える」
     に切り替えないようにしてください。カット線が認識されません。

2)透明機能を使用される場合の注意点
カット線はRIPに読み込まれた際、スポットカラー(特色)として認識されることで処理が可能となります。
透明やドロップシャドウなどの機能を使用した場合にカット線がその影響を受けて、
特色として認識されずにプリントされる場合があります。
透明やドロップシャドウなどの機能を使用した場合の注意点や出力方法に関しては以下のページをご覧ください。
     Adobe Illustratorの透明機能について

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操作方法:製品本体の操作方法

Q

ラミネートを施したプリント&カットの実施方法を教えてください。(XC-540/540Wのみ)

A

当社プリント&カット機能を使用すれば、表面保護のためにラミネートを施したプリント&カットの印刷物を作成する
ことも可能です。データ作成方法は通常のプリント&カットデータの作成方法と変わりありません。
ただ作業工程上、ラミネートをするためにメディアを取り外すことになりますので、
当社の独自のクロップマーク機能を利用して位置合わせを行ってからカッティングします。

<ラミネートする場合のプリント&カットの作業工程>

 1)通常通りデータを作成します。
 2)RIP側にデータを転送します。
 3)クロップマーク付きの印刷設定を行いプリントのみ実施します。
 4)ラミネートを実施後、クロップマーク検出位置にラミネート済みメディアをセットします。
   (カット圧をラミネートされたシートの厚みに変更する)
 5)RIPの出力設定を「カット」に切り替えてカットのみ実施します。
   (自動的にクロップマークを検出し、カッティングを開始します。)

なお詳細に関しては以下のPDFをご覧ください。

      クロップマークを使用したプリント&カットの出力手順

 

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操作方法:製品本体の操作方法

Q

巻き取り装置を使用する際の注意点について教えてください。

A

プリント&カット機の場合、設定や操作によってはメディアを引き戻す動作を伴うことがあります。
巻き取り装置を使用されている場合にメディアを引き戻す動作が行われるとモーターエラーが発生します。
以下の点に注意してご利用ください。

<出力方法について>
 ・クロップマークの自動/手動検出によるメディアのセットアップをしない。
 ・カッティングやプリント&カットをしない。

<プリンター本体の設定について>
 ・設定メニューの〔サキオクリ〕は〔ムコウ〕に設定する。
 ・設定メニューに〔インサツゴ カンソウオクリ〕がある場合は〔ムコウ〕に設定する。

<操作パネルの切替>
 ・シートをセットする前に[←][→]キーを押して操作パネルの表示を「マキトリソウチ」に切り替えてから
シートをセットするようにしてください。

 

 

<シートのセットについて>
・シートをしっかり張った状態でセットしないと、ダンサローラが巻き取り動作で持ち上げられずに下がったままの
状態になります。構造上、ダンサーローラが一番下まで下がったままの状態ではセンサーのスイッチが反応
  しません。ダンサーローラが正しく動作するようにシートはしっかり張った状態で巻き取り装置にセットする
ようにしてください。

 

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トラブルシューティング:製品の動作の問題

Q

以前は出力できましたが、突然動作しなくなりました。
印刷中に出力が止まりました。

A

これらの出力上のトラブルが発生した場合は以下のような原因が考えられます。
番号順に各症状を確認頂き、ご対処ください。

1.ネットワークや接続上の問題
出力できない一番の原因としては、ネットワークの設定や接続不良が考えられますので
まず、ケーブルが抜けていないか、しっかりと奥まで差し込まれているかなどの確認を行います。
またネットワーク上のエラーが発生している場合は、プリンター、パソコン、ハブなどのすべての電源を
入れ直します。詳細に関しては以下の「ネットワークトラブルの対処方法:初級編」をご覧ください。
ネットワークトラブルの対処方法:初級編

以上の作業を行っても症状が改善されない場合は、もう少し詳しくネットワークの設定等を確認する必要があります。
詳しくは次のFAQをご覧ください。

「IPアドレスを設定しましたが本体を認識しません。」


2.メモリやハードディスク容量の問題
普段出力されているデータと異なり、デザインを施した複雑なデータや長尺出力など出力面積が大きなデータ
を出力する場合、 メモリやハードディスク容量が不足しているために出力できないことがあります。
お使いのパソコンのメモリやハードディスク容量を以下のポイントに注意してご確認ください。

1)メモリの問題
データ作成などで利用するアプリケーションソフトウェアによる影響や、グラデーション等のRIP処理への
負担が大きな場合、RIP処理するためのメモリ容量が不足することがあります。

  ・他のアプリケーションソフトウェアを起動している場合は終了します。
  ・他のアプリケーションソフトウェアで作業していたためにメモリ不足に陥る場合があります。
   パソコンを再起動してください。
  ・グラデーションのサイズが大きい場合や数が多い場合、多くのメモリが必要です。
   Illustrator等でグラデーションに対して「分割・拡張」処理を実施します。

2)ハードディスクの問題
RIPの内部ではRIP処理後、プリンタ言語に置き換えられてプリント出力ファイルを作成します。
このデータは通常、解像度や面積に比例して大きくなります。
たとえば、長尺出力する場合などは数十GBの容量になる場合もあります。
以上のことからRIP処理を行う前に、十分なハードディスク容量を確保する必要があります。

  ・ハードディスクの空き容量を十分確保してください。
  ・RIP処理済のデータをジョブリストに残しておくと、ハードディスク容量が減ります。
   不要なデータは RIP上から削除するようにしてください。

なお、原因を特定するために以下の画面のようにテストプリントを実施してみてください。
  a)テストプリントができる場合は、メモリやハードディスク容量の問題と考えられます。
  b)逆にテストプリントができない場合は、以下「4)RIPシステム自体の問題」にお進みください。

    test

 

3)長尺出力の出力面積の制限
Roland VersaWorksは、印刷時の解像度によって出力できる面積が制限されています。
制限値を越えるデータをRIP処理された場合は、処理中のまま画面がフリーズしますのでご注意ください。
なお詳細に関しては以下のFAQをご覧ください。

「長尺出力したいのですが、何mまで出力できますか?」

 

4)RIPシステム自体の問題

何らかの原因でRIPシステム自体に不具合が発生したと考えられます。
このような場合は以下のように「アプリケーションソフトの初期化」を実施すれば、改善される場合があります。
ただし、「アプリケーションの初期化」を実施すると設定やデータなどがすべて消去されますので
必要な設定やデータはバックアップを取るようにしてください。
(特に再インストールやアップデートが正常に実施されなかった場合などに発生します。)

syokika

 

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トラブルシューティング:製品の動作の問題

Q

モーターエラーが発生しました。

A

モーターエラーが発生すると、本体操作パネルに以下の2画面が交互に表示されます。
モーターエラーには2種類のエラーがあります。右側画面の赤枠で囲まれた部分の番号をご確認の上、
番号別の対処方法を実施ください。

 
motor1
yajirusi
motor2

 

<FEEDモーターエラー:0001~0009>
メディアを送り出す方向のモーターエラーが発生しています。
重量のあるメディアや、巻き付けの強いメディアを使用した場合やメディアが絡まったりした場合など、
メディアを送り出す方向に 大きな負荷がかかるとモーターエラーが発生することがあります。

通常は負荷となる要因を取り除いてから、一旦電源を切って入れ直すことで復帰します。
この動作で復帰しない場合や、頻繁にFEEDモーターエラーが発生する場合は
当社コールセンターまでご相談頂きますよう お願い申し上げます。

<SCANモーターエラー:0010~0090>
プリントヘッドが動く方向でモーターエラーが発生しています。
出力中に手やものが当たってキャリッジ(プリントヘッドやカッティングヘッド)が停止した場合などに
この症状は発生します。
キャリッジに負担が掛かった場合などは、一旦電源を入れなおして頂くことで復帰しますが、
それ以外の要因でこのエラーが 発生した場合はモーターやモーター電源部の破損や寿命と考えられます。
修理等の作業が必要ですので、当社コールセンターにご相談頂きますようお願い申し上げます。

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トラブルシューティング:製品の動作の問題

Q

[コウオンエラー:デンゲン ヲ イレナオシテ クダサイ]、
[テイオンエラー:デンゲン ヲ イレナオシテ クダサイ]と表示され、製品が起動しません。

A

当社溶剤系インクジェットプリンターには、インクの使用環境に適した環境温度で製品を動作させるように
温度センサーが装備されています。 これらのメッセージが表示される場合は、設置場所の気温が
動作可能な環境温度になっていません。

一旦サブ電源をオフにして、設置場所が環境温度15℃~32℃(推奨20℃以上)になるように調整してください。
そして設置場所が環境温度になった際に再びサブ電源を投入してください。

なお製品本体が長時間高温や低温にさらされた場合、設置場所の環境温度が適温になっても、
製品本体自体の温度が変化しているため、すぐにこのエラーが解消されない場合があります。

 

highandlow


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トラブルシューティング:製品の動作の問題

Q

印刷中にインクがなくなりました。

A

印刷中にインクがなくなると、「ピピッ」と警告音が鳴って、印刷が一時停止して以下のようにインク残量の画面が
表示されます。 空のインクカートリッジを外して新しいインクカートリッジを差し込めば、自動的に印刷が開始されます。

1234c


Roland VersaWorksをお使いの場合、パソコンのディスプレイ上に以下のようなメッセージが表示されます。
上記の作業と合わせて必ず[再試行]ボタンをクリックしてください。

 ink_empty

<注意>
・誤って画面を閉じたり、[キャンセル]ボタンをクリックすると印刷が途中で終了してしまいます。
・タイムアウトエラーの状態があまり長く続くと、作業が中止されたとして接続中止になる場合があります。
できる限り、手早くインク交換作業を実施するようお願いいたします。


※このメッセージはRoland VersaWorksからのデータ送信が停止されるために表示されます。
  インクカートリッジを交換すると印刷は開始されますが、プリンタ本体バッファ上のデータを使用して
  動作しているだけです。 [再試行]ボタンをクリックしないと、しばらくして印刷が止まってしまいます。

 

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トラブルシューティング:プリント関連

Q

アプリケーションソフト上で、設定した色と全く異なる色で印刷されます。

A

以下の原因が考えられます。ご確認ください。

1)プリントヘッドの詰まり
ヘッドが詰まっているためにある特定のインクが出力されず、色が異なって出力される場合があります。
たとえば、マゼンタのヘッドが詰まった場合は赤色がオレンジ色で出力されます。
プリントヘッドが詰まっていないかテストプリントを行い、印刷結果に従って各FAQをご覧ください。

 

    icon 「テストプリントを行うと部分的に印刷されません。」

print
   

    icon 「テストプリントを行うと特定の色だけ全く印刷されません。」

print2

 

2)Illustratorの透明機能の影響
Illustratorの透明機能やドロップ&シャドウを利用する場合、「EPS保存」や「印刷」を行う前に透明機能に合わせた
設定を行う必要があります。詳細に関しては以下のページをご覧ください。

Adobe Illustratorの透明機能について

なお該当データに透明機能が含まれているかは以下の方法で簡単に確認することができます。

 

           icon Illustrator CS以降の「分割・統合プレビュー」簡易ガイド


3)各種RIP設定の変更
RIP側の選択メディアや各種カラー設定の内容が変更されていないかご確認ください。
「アプリケーションの初期化」や再インストールを実施すると各種設定が初期値に戻っている場合があります。
再度、RIPの設定を行ってください。

 

4)インク色素の沈殿
長期間プリンタを使用していない場合、カートリッジ内でインクの色素が沈殿する場合があります。
一旦インクカートリッジを取り出し軽く振ってインクを撹拌させてから、インクカートリッジを再びセットして、
「パワフルクリーニング」を実施してください。なお詳細な操作方法に関しては以下のPDFをご確認ください。

 

           icon インクジェットプリンターの3段階のクリーニング機能


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トラブルシューティング:プリント関連

Q

黒やグレーのグラデーションにKインク以外の色が混ざって印刷されます。

A

色変換する過程でカラー品質の設定によっては設定した色と異なる色が混ざります。
原因としては次の2点が考えられます。

1)RIPの色変換による影響
RIP上で色変換された色は必ずしもイメージどおりの色になるわけではありません。
特にイラストデータは色変換を行うことで 単色でも他の色が混ざった状態で出力されることがあります。

Roland VersaWorksには、これらの色の違いを抑える機能として「純色を保存」する機能があります。
この機能はCMYKの1色、2色、あるいは3色を混合される際に余分な色の追加を抑制することで、
イメージ通りの色を出力することができます。

また同様の機能としてはマッチング方式のイラストの設定を濃度カーブと総インク量制限に設定します。
発色に関してはCMYKの数値がインクの量にそのまま反映されるため、純色とよく似た発色を得ることができます。

どちらも以下のように「カラー設定」を[カスタム]を選択すれば、設定することが可能です。
他の設定は現在使用されているモードの各設定値(グレーアウトして薄く表示されています)を選択してください。

 
s   s

 

これらの機能は本来のカラーマネージメントの考えからは逸脱したもので、イラスト部分にはカラーマネージメントが
適応されないことになります。従って正確な意味での色再現性は下がることになります。

 

2)データ作成上の問題
Illustratorなどの設定でCMYK形式ではなくRGB形式でイラストや文字データを作成すると、
RIP上のCMYK形式に変換される過程で色が混ざります。
たとえば、RGBの黒色(R255G255B255)はK100ではなく、他のCMYの混ざった黒色になります。
印刷用のデータはCMYK形式でデータを作成するようにしてください。

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トラブルシューティング:プリント関連

Q

拡大出力すると文字やイラストのアウトラインがガタガタになります。

A

Illustrator上の設定による影響と考えられます。以下の内容を確認いただきご対処ください。

 

1)Illustratorの透明機能の影響
透明機能を使用されている場合、その影響を受けてデータがラスタライズ処理される場合があります。
ラスタライズ処理された部分は、画像データと同様に拡大率が大きいとエッジがギザギザになります。
Illustratorの透明機能やドロップ&シャドウを利用する場合は「EPS保存」や「印刷」を行う前に透明機能に合わせた
設定を行う必要があります。詳細に関しては以下のページをご覧ください。

               s Adobe Illustratorの透明機能について

 

2)Illustratorの出力解像度の設定
イラストレータのアウトラインの精度は、実寸できれいに出力されるように自動的に設定されています。
RIPで拡大した結果でアウトラインの粗さが目立つような場合は、パスの平滑度を調整する必要があります。
詳細に関しては以下のPDFをご覧ください。

                  Adobe Illustratorの曲線部分の乱れに対する回避方法



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トラブルシューティング:プリント関連

Q

印刷すると横縞が発生します。

A

横縞の印刷ムラが発生する場合、以下の要因が考えられます。

1)プリントヘッドのドット抜け
プリントヘッドの表面に異物が貼り付き、インクを吐出するノズルが塞がれるために「ドット抜け」が発生します。
この状態で印刷すると白い筋が入ったように印刷されます。この白筋がランダムに発生した結果、横縞が掛かった
ように見えます。 詳細な説明及び対処方法に関しては以下のFAQをご覧ください。

 

           s 「テストプリントを行うと部分的に印刷されません。(ドット抜けの発生)」

 

2)送り補正値の設定について
メディアの厚みによってプリンタのメディアの送り量は変化します。この送り量が大きくずれると 印刷の縦方向に
重ね合わせに狂いが生じて、横方向に筋が入っているように見えたり、極端な場合は白い隙間が発生して白い線
が入っているように見えることがあります。このような場合は送り補正値の設定に問題があると考えられます。
以下の点に注意の上、送り補正値の確認、設定作業を実施してください。

  ①メディア毎に送り補正値は異なります。特にサードパーティ製メディアのプロファイルや一般プロファイルを
   選択された場合は送り補正値が設定されていません。必ず設定するようにしてください。
  ②メディアをロールの状態で使用する場合と端材(切り取られた状態)の状態で送り補正値は異なります。
  ③巻き取り装置を使用された場合と使用されない場合で送り補正値は異なります。

なお送り補正値の設定に関する詳細に関しては以下のPDFをご覧ください。

            s 送り補正値の設定方法について(XCシリーズ)

            s 送り補正値の設定方法について(XJシリーズ)


   <サードパーティ製メディアのプロファイルを使用する>
    サードパーティ製メディアのプロファイルを使用する場合はメディア登録する際に送り補正値を
    合わせて登録してください。

           s サードパーティ製メディア ローランドメディアファイルの登録方法


   <汎用プロファイルを使用する>
    汎用プロファイルを使用する場合はプリンタ本体側で送り補正値を入力して印刷してください。

3)双方向印刷の調整について
双方向印刷モード(プリントヘッドの行き帰りで印刷するモード)は速いという特長がありますが、行き帰りで
微妙なズレが生じ、画質が低下することになります。双方向調整が合っていないと左下写真のように粒状感が
上がり、ぼけた画像になります。これを補正してズレをなくすのが双方向補正です。
このズレはヘッド高さやメディア厚みによって変わりますので、お使いのメディアに合わせた補正をお勧めします。

            s 双方向印刷の調整方法

       
             双方向調整 不良                      双方向調整 良

<双方向調整の必要性>

 双方向調整は各プリントヘッド固有のものとして変化します。よってお持ちのプリンタ毎に微妙な差があり、
 各メディアの特徴にも左右される為、双方向調整は使用するメディア毎に設定されることをお勧めします。
 たとえば、塩ビ系メディアとターポリンではメディアの厚みが明らかに異なります。双方向調整を行わずに
 塩ビ系メディアからターポリンにメディアを切り替えて印刷すると画質が下がる場合があります。 

   ①基本的には各メディア毎に設定することを推奨します。(設定値はプリセット機能で保存できます。)
   ②ヘッドの高さを変更して使用する場合やプリントヘッドを交換した場合に実施してください。

 

4)メディアによるシート送り精度への影響
規定以上の重量のメディアをセットした場合やターポリンなどのメディアでロールの巻きつけ具合が強く、
貼り付いたような状態で巻かれている場合、後ろ側から余計な力が掛かり、シート送りの精度に影響を与えます。

①メディアをセットするシャフトのブレーキを使っている場合はブレーキを外してください。(XC-540/540Wのみ)
②ロールシャフトの部分でシートをたるませて印刷してください。
③ピンチローラはミドルピンチローラを含めて全て使用するようにしてください。(XC-540/540Wのみ)

 

5)インクのメディアとの相性
サードパーティ製メディアの場合、メディアによってはインクとメディアとの相性が悪く、印刷ムラが発生することが
あります。出力する際は汎用のプロファイルではなく、サードパーティ製メディアのプロファイルを使用することを
お勧めします。

ただし、サードパーティ製メディアのプロファイルを使用しても、サードパーティ製メディアの中には当社インクとの
相性が元々悪いものもあり、すべてのメディアが純正メディア並みの画質で出力できるわけではありません。
予めご了承ください。


       s サードパーティ製メディアに印刷する場合の注意点について

 

6)その他
粗悪な状態のメディアやカッティングシートなどに印刷される場合はメディアの表面自体にムラがある場合があります。
また溶剤系インクの成分やヒーターの影響を受け易く、伸縮の激しいメディアなどもあります。

メディア自体に問題がある場合も考えられますので、他のメディアでも同様の症状が発生するかご確認ください。

 

以上の操作を実施しても症状が改善されない場合はプリンタ自体の故障の可能性もあります。
当社コールセンターまでご相談頂きますようお願い申し上げます。

 

 

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トラブルシューティング:プリント関連

Q

印刷すると縦縞が発生します。

A

縦縞の発生はシートの浮き上がりや不安定な送り精度が原因です。
縦縞の印刷ムラが発生した場合は以下の内容をご確認ください。

 

1)ヒーター温度の設定
プリントヒーターの温度が高すぎると、熱の影響を受けてシートが浮いてしまう場合があります。
ヒーターの温度は下げてください。

 

2)シート送りの安定性
印刷中にシートが斜めに送られたり、無理な力が加わると、シートが浮いて縦縞が発生する場合があります。
以下の内容をご確認の上、対処ください。

・ ターポリンなどのメディアはロールの巻きつけ具合が強く、貼り付いたような状態で巻かれていることがあります。
 この状態で印刷すると後ろ側から余計な力が掛かり、シート送りの精度に影響を与えます。後ろ側でシートを
 たるませて印刷してください。

 (※以下はXC-540/540Wのみ有効です)
・ ピンチローラは中間ピンチローラを含めて全て使用してメディアをセットします。
・ メディアをセットする際は両端のピンチローラは10㎜以上の余白を持たせてセットしてください。
 ギリギリにセットした場合はメディアがピンチローラから外れて送り精度が下がる場合があります。
・ 安定してメディアを送り出すためにメディアフランジは必ず使用してください。
  また、ストッパーを使用してしっかり固定してください。
・ メディアをセットするシャフトのブレーキを使っている場合はブレーキを外してください。

 

3)双方向調整のズレ
双方向印刷モード(プリントヘッドの行き帰りで印刷するモード)は速いという特長がありますが、行き帰りで
微妙なズレが生じ画質が低下することになります。双方向調整が合っていないと左下写真のように粒状感が上がり、
ぼけた画像になります。これを補正してズレをなくすのが双方向補正です。
このズレはヘッドの高さやメディアの厚みによって変わりますので、お使いのメディアに合わせた補正をお勧めします。


            s 双方向印刷の調整方法


           
             双方向調整 不良                      双方向調整 良

<双方向調整の必要性>

 双方向調整は各プリントヘッド固有のものとして変化します。よってお持ちのプリンタ毎に微妙な差があり、
 各メディアの特徴にも左右される為、双方向調整は使用するメディア毎に設定されることをお勧めします。
 たとえば、塩ビ系メディアとターポリンではメディアの厚みが明らかに異なります。双方向調整を行わずに
 塩ビ系メディアからターポリンにメディアを切り替えて印刷すると画質が下がる場合があります。 

   ①基本的には各メディア毎に設定することを推奨します。(設定値はプリセット機能で保存できます。)
   ②ヘッドの高さを変更して使用する場合
   ③プリントヘッドを交換した場合

 

4)その他
粗悪な状態のメディアやカッティングシートなどに印刷される場合はメディアの表面自体にムラがある場合があります。
また溶剤系インクの成分やヒーターの影響を受け易く、伸縮の激しいメディアなどもあります。

メディア自体に問題がある場合も考えられますので、他のメディアでも同様の症状が発生するかご確認ください。

 

以上の操作を実施しても症状が改善されない場合はプリンタ自体の故障の可能性もあります。
当社コールセンターまでご相談頂きますようお願い申し上げます。


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トラブルシューティング:プリント関連

Q

出力物にインクが飛び散ったような跡がつきます。

A

プリントヘッドの周りにホコリなどがインクと共に少しずつ付着していった結果、プリントヘッドの周りにインクの塊が
発生します。このインクの塊からプリントヘッドが左右に動作する毎にインク滴が飛び散り、 以下の写真のように
印刷表面を汚すことになります。
この症状は、クリーニングキットによってこのインク溜まりをプリントヘッドやワイパーなどから取り除くことで
解消されます。詳細な説明及びクリーニング方法に関しては以下のページをご覧ください。

 

    s ユーザーメンテナンスのススメ botaoshi

 

 <その他注意点>
 上記の症状の原因として、お客様がご使用のメディアや環境にもよりますが、プリントヘッドの高さを「高い」に
 設定するとミスト(微細なインクの飛び散り)がプリントヘッド表面に付着して、塊となってプリントヘッドが左右に
 動作する毎にインク滴が飛び散ることがあります。

 このような症状が出た場合は「ヘッド高さ」の設定を標準に戻すか、以下のPDFに従って
 「インサツチュウクリーニング」の設定を実施して回避してください。


             s インサツチュウクリーニングの設定方法について


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トラブルシューティング:プリント関連

Q

データにない不要な線が印刷されます。

A

データにない不要な線が印刷される場合は以下のように「黒い線」と「白い線」に大別されます。
症状に合わせて各対処方法をご確認ください。


【黒い線の場合】

1)セットしたメディアの浮きや反り
ターポリン等の厚いメディアを使用した場合などにメディアが少し浮いた状態になり、
プリントヘッドがメディアを擦ってしまった結果、黒い線が印刷されたように見える場合があります。

メディアクランプ等を使ってメディアの反りを押さえるか、プリントヘッドの高さを上げて対応してください。
また、プリントヘッドがメディアを擦った場合は、ノズル詰まりを起こし印刷品質が下がる場合があります。
詳しくは、以下のFAQをご覧ください。


            s 「テストプリントを行うと部分的に印刷されません。(ドット抜けの発生)」

2)プリントヘッドの汚れ
プリントヘッドの周りにホコリなどがインクと共に少しずつ付着していった結果、プリントヘッドの周りにインクの塊が
発生します。このインクの塊に髪の毛などの繊維が付着し、プリントヘッドの周りにヒゲのようにぶら下がった状態
になります。 この状態で印刷を行うと、ヒゲの部分が時折メディアに触れて黒い線を引く場合があります。
インク溜まりをクリーニングキットによってプリントヘッドやワイパーなどから取り除くことで症状は解消されます。
詳細な説明及びクリーニング方法に関しては以下のページをご覧ください。


             s ユーザーメンテナンスのススメ


【白い線の場合】

1)プリントヘッドのドット抜け
プリントヘッドの表面に異物が貼り付き、インクを吐出するノズルが塞がれるために「ドット抜け」が発生します。
この状態で印刷すると白い筋が入ったように印刷されます。
詳細な説明及び対処方法に関しては以下のページをご覧ください。

 

           s 「テストプリントを行うと部分的に印刷されません。(ドット抜けの発生)」

2)送り補正値の設定について
メディアの厚みによってプリンタのメディアの送り量は変化します。この送り量が大きくずれると 印刷の縦方向に
重ね合わせに狂いが生じて、横方向に筋が入っているように見えたり、極端な場合は白い隙間が発生して白い線
が入っているように見えることがあります。このような場合は送り補正値の設定に問題があると考えられます。
以下の点に注意の上、送り補正値の確認、設定作業を実施してください。

  ①メディア毎に送り補正値は異なります。特にサードパーティ製メディアのプロファイルや一般プロファイルを
   選択された場合は送り補正値が設定されていません。必ず設定するようにしてください。
  ②メディアをロールの状態で使用する場合と端材(切り取られた状態)の状態で送り補正値は異なります。
  ③巻き取り装置を使用された場合と使用されない場合で送り補正値は異なります。

なお送り補正値の設定に関する詳細に関しては以下のPDFをご覧ください。

            s 送り補正値の設定方法について(XCシリーズ)

            s 送り補正値の設定方法について(XJシリーズ)


   <サードパーティ製メディアのプロファイルを使用する>
    サードパーティ製メディアのプロファイルを使用する場合は、メディア登録する際に送り補正値を
    合わせて登録してください。

           s サードパーティ製メディア ローランドメディアファイルの登録方法


   <汎用プロファイルを使用する>
    汎用プロファイルを使用する場合はプリンタ本体側で送り補正値を入力して印刷してください。

 

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トラブルシューティング:プリント関連

Q

テストプリントを行うと部分的に印刷されません。(ドット抜けの発生)

A

この症状はいわゆる「ドット抜け」と呼ばれる症状です。
プリントヘッドの表面に異物が貼り付き、インクを吐出するノズルが塞がれるためにこの症状が発生します。
「ドット抜け」の状態で印刷すると白い筋が入ったように印刷されたり、特定のインクが部分的に吐出されないため
色ムラを起こして印刷される症状が発生します。

 dot

 

以下のようにクリーニング作業を実施ください。
なお、どうしても症状が改善されない場合はプリントヘッドの寿命の可能性もありますので
コールセンターまでご相談頂きますようお願い申し上げます。

1)数か所のみドット抜け
比較的軽い症状です。
本体操作パネルの[CLEANING]キーを押してクリーニングを数回実施します。

dot2

2)大きな幅に渡ったドット抜け
大きな異物がヘッドをふさいでいると思われます。
本体操作パネルの[CLEANING]キーを押してクリーニングを数回実施します。
改善されない場合は本体操作パネルよりパワフルクリーニングを実施ください。

dot1

 

      s インクジェットプリンターの3段階のクリーニング機能

 

プリンター本体のクリーニング機能によって症状が改善されない場合は、
プリントヘッド周りのクリーニングを実施すると効果があります。詳細に関しては以下のページをご覧ください。

 

      s ユーザーメンテナンスのススメ



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トラブルシューティング:プリント関連

Q

テストプリントを行うと特定の色だけ全く印刷されません。

A

テストプリントを行って特定のインク色が出力されない場合は以下の画像のように出力色が異なって印刷されます。

 

seijouijou

 

1)プリントヘッドが完全に詰まってしまった。
プリントヘッドの乾燥やメディア等を擦ったためプリントヘッドのノズルが詰まってインクが出なくなったと考えられます。
このような場合は本体操作パネルよりパワフルクリーニングを行ってプリントヘッドのノズルの詰まりを取り除きます。

以上の作業を行っても症状が改善されない場合はプリントヘッドが完全に乾燥したために、 乾いたインクがノズル面で
固まっている可能性があります。

以下「ユーザーメンテナンスのススメ」ページの末尾にある「プリントヘッド詰まりが改善されない場合の応急処置」を
実施ください。

 

      s ユーザーメンテナンスのススメ

 

2)インクチューブ内に空気が混入してインクが出ていない。
インクが空になったにもかかわらず、そのままインクカートリッジが空の状態で印刷を行うと
プリンタ本体のチューブ内に空気が混入し、新しいインクカートリッジをセットしても特定のインク色のみ出なくなる
ことがあります。このような場合はチューブ内の空気を取り除くために本体操作パネルよりパワフルクリーニングを
行って、インクチューブ内にインクを充填させます。

 

      s インクジェットプリンターの3段階のクリーニング機能

 

3)その他
この症状が頻繁に発生する場合は次のような要因が考えられます。
キャップの淵が完全に乾いた状態になるとプリントヘッドとキャップの間に隙間が生じて、そこから空気が混入する
場合があります。以下の方法でキャップの部分の補修することで症状が改善する場合があります。


<キャップ部分の補修方法>
 ①以下のユーザーメンテナンス作業ガイドに沿って、キャップ部分の清掃のみ行います。

 ②次にクリーニングリキッドをクリーニングスティックのスポンジにたっぷり浸み込ませてから、
   下図の赤色部分に沿って出力されないインク色のキャップの淵を拭き上げます。
   (クリーニングリキッドが少ししたたるぐらいの状態にします)

     cleaning

 ③ユーザーメンテナンス作業ガイドに沿って作業を終了します。

       s ユーザーメンテナンス作業ガイド


なおどうしても症状が改善されない場合は、プリントヘッドの寿命の可能性もありますので
当社コールセンターまでご相談頂きますようお願い申し上げます。

 

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トラブルシューティング:プリント関連

Q

Corel Draw X3/X4からのPSドライバを使い、Roland Versa Worksで拡大や縮小して出力すると
実際のサイズと異なり余白がついたり、一部分しか出力できなかったりします。

A

Corel Draw X3/X4の出力用コードとPSドライバとの関係により発生する問題です。
回避方法としては対象のデータを『eps』形式でファイル保存を行い、Roland Versa Worksのジョブリストに
ドラッグ&ドロップをして出力を行ってください。

 

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トラブルシューティング:プリント関連

Q

Illustratorから出力を行うとデータの色が黒や茶色など濃い色に変わってしまいます。

A

対象データの塗りにオーバープリントがかかっている可能性があります。
出力時、以下の手順を行い塗りのオーバープリントを破棄して下さい。

 

【ファイル】 → 【プリント】 でプリント設定を行います。

 

【詳細設定】を選択し、オーバープリント内のタブで【破棄】を選択し【プリント】を実行します。


 

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トラブルシューティング:カッティング関連

Q

曲線が滑らかにカッティングできず、カット線がガタガタになります。

A

曲線部分の乱れに関しては、製品やカッターホルダーなどの「ハード上の要因」とアプリケーションソフトや
RIPの設定などの「ソフト上の要因」が考えられます。以下の内容を確認の上、対処ください。

Ⅰ.「ハード上の要因」
1)ゴミやホコリの影響
・カッターの刃先にゴミが付いていたり、カッターホルダーの中にゴミが溜まると正確にカッティングできない場合が
 あります。以下のPDFを参考にゴミやホコリを取り除いてください。
セルフメンテナンスⅠ
・シートを挟むローラーにホコリがたまってシート送りがうまくできないため、精度が下がっている恐れがあります。
  以下のように使い古した歯ブラシなどを使ってローラーの清掃を行ってください。
clean


2)カッター刃やカッターホルダーの消耗
・カッター刃が消耗したり、欠けたりしていないかご確認ください。
カッターホルダーも消耗品です。使用頻度にもよりますが長年使用されると劣化してカッター刃がスムーズに
 回転しなくなります。劣化しているものは新しいものと交換してください。
カッティングツールについて

3)
カッタープロテクションに傷が付いていないかご確認ください。
シートを貫通してカッティングを行うとカッタープロテクション(製品本体の刃先保護の樹脂部分)に傷が入ります。
カッタープロテクションに傷がある場合、刃先がシートに深くささるため、シートに引っ掛かり正常にカッティング
できなくなります。 このような場合はカッタープロテクションの交換が必要です。
当社コールセンターまでご相談頂きますようお願い申し上げます。

cutter

 

4)シートとの相性の問題
ご使用のカッティングシートがお使いの製品に不向きな場合があります。たとえば反射シートのように非常に
薄いカッティングシートでも材質自体が硬質なものやガラス繊維などを含んで切れにくいものがあります。
標準的なカッティングシートで切れ味をご確認の上、通常よりもカット圧を上げたり、カッティング速度を下げて
テストカットを行い適切な値に設定してください。

 

5)その他
・カッターホルダーを本体に取り付けた際にしっかり取り付けられているかネジの緩みなどをご確認ください。
・本体で調整したカット圧がソフトウェアやドライバからの設定情報を優先設定としており、無効になっている
 可能性があります。 カット圧やカット速度が適正な値で動作しているか、お使いのソフトウェアやドライバの
 設定をご確認ください。

 

Ⅱ.ソフト上の要因

1)RIP上での拡大率
最も単純な理由としては元データに対してRIP上での拡大率の設定が大きすぎるためと考えられます。
一般の文字フォントは文書作成用に作られたものであることから、大きな看板作成等に利用する場合はデータの
加工が必要です。元データを大きくしてRIP上での拡大率を3~5倍程度に抑えて出力してください
また文字の場合は曲線解像度の細かい大判出力用のフォントなどをご利用ください。

2)Illustratorの出力解像度
外部からデータを預かった場合、Illustratorの出力解像度や透明機能等の設定が変更されていることがあります。
このような場合は以下の回避方法をお試しください。

Adobe Illustrator の曲線部分の乱れに対する回避方法

上記の点を確認の上、いずれにも該当しない場合は機械的な故障と考えられます。
当社コールセンターまでご相談頂きますようお願い申し上げます。


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トラブルシューティング:カッティング関連

Q

カッティングした線の始点と終点が合いません。

A

以下のような原因が考えられますので、各対処方法をご確認ください。

1)シートのズレ
・カッティング中にシートがズレたり、外れたりしてシートの位置ズレが発生することがあります。
  ロールシートをセットする場合はストッパーを使ってシャフト上にしっかり固定するようにしてください。
  また長尺出力を行う場合は以下のようにピンチローラは余裕を持ってセットしてください。


pinch


 

2)カッター刃先量の調整とカッタープロテクションの傷
・カッター刃を出しすぎて、シートに引っ掛かった場合は以下のPDFファイルをご覧ください。
刃先量の調整方法
またシートを貫通してカッティングを行うとカッタープロテクション(製品本体の刃先保護の樹脂部分)に傷が入ります。
カッタープロテクションに傷がある場合、刃先がシートに深く刺さるため、シートに引っ掛かり正常にカッティング
できなくなります。 このような場合はカッタープロテクションの交換が必要です。
当社コールセンターまでご相談頂きますようお願い申し上げます。

  cutter


3)カッター刃の磨耗
ご使用のカッター刃と製品本体のカッティングのオフセット値が異なることでこの症状が発生します。
製品本体のオフセット値の設定が適性であることは必須ですが、カッター刃の磨耗が激しいと元のオフセット値が
変化することもあります。新しいカッター刃に交換してください。

 cutter
カッター刃 磨耗の過程


4)カッターホルダー内部の汚れや消耗
・カッターホルダーの中にゴミが溜まると、カッター刃がスムーズに回転せず正確にカッティングできない場合が
 あります。以下のPDFを参考にゴミやホコリを取り除いてください。
カッターホルダーも消耗品です。使用頻度にもよりますが長年使用されると劣化してカッター刃がスムーズに
 回転しなくなります。劣化しているものは新しいものと交換してください。
セルフメンテナンスⅠ

5)カット圧の設定
カット圧が低すぎるとカッティング開始点でのカッティングが完全に行われず、切り残しが発生します。
逆にカット圧が高すぎるとカッター刃がシートに深く突き刺さるため、本来のオフセット値と異なる値で動作する
ことになります。カットテストを行って適正な値にカット圧を調整してください。
また本体で調整したカット圧がソフトウェアやドライバからの設定情報が優先設定されているために
プリンタ本体の設定が無効になっている可能性があります。カット圧やカット速度が適正な値で動作しているか、
お使いのソフトウェアやドライバの設定をご確認ください。


6)その他
・カッターホルダーを本体に取り付けた際にしっかり取り付けられているかネジの緩みなどをご確認ください。
・画像データの輪郭を抽出したデータやソフトウェア上で線分を繋いで作成したデータは、始点と終点が
 合っていない場合があります。 ソフトウェア上の画面を拡大して始点と終点があっているかご確認ください。
・カッティング中にカッター刃が上がった状態で次のポイントへ移動する際にメディアが跳ね上がってしまうよう
  ならば、カッティングのUP速度を下げてください。

 

上記の内容を確認の上、いずれにも該当しない場合は機械的な故障と考えられます。
当社コールセンターまでご相談頂きますようお願い申し上げます。

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トラブルシューティング:カッティング関連

Q

カッティング線の一部が欠けてしまいます。

A

EPS形式のデータを利用するとこの症状が発生する場合があります。
EPS形式のデータは元々、用紙サイズの概念がありません。そのため、用紙枠とカットラインが重なった場合に
微妙なサイズの違いでRIP側からはカット線が一部認識されず、カットされない場合があります。

この症状を回避するにはEPS形式データの外側に余白を設定します。
当社ソフトウェアRIPにはEPSデータが読み込まれた時に自動的に余白を設定する機能があります。
詳しくは以下のPDFをご覧ください。

 

 
ウィンドウ
画像拡大


noset noset
 
 
ウィンドウ
画像拡大


set set

Roland VersaWorksのEPS余白の設定方法

※注意事項
・レイアウトの画面で拡大や縮小の設定をすると、余白も拡大縮小されます。
・この設定はデータを読み込んだ後では機能しません。必ずデータをRIP側に送る前に設定する必要があります。

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トラブルシューティング:カッティング関連

Q

カッティングの切れ味が良くありません。

A

以下のような原因が考えられます。各対策方法をご確認ください。

1)カット圧やカット速度の調整不良
お使いのシートに適切なカット圧とカット速度に設定されているか、テストカットを行って切れ味をご確認ください。
切れ味の悪い場合はテストカットでうまく切れるまで少しずつカット圧を上げて調整します。
また厚いシートや反射シートなど硬質のシートをご利用の場合はカット圧を上げるだけでなく、カット速度を下げて
ゆっくりカッティングさせてください。

2)カッター刃の汚れや磨耗
・カッター刃が磨耗したり、欠けたりしていないかご確認ください。異常がある場合は新しい刃と交換してください。
・カッターの刃先にカッティングシートや糊が付いていると正確にカッティングできない場合があります。
 以下のPDFを参考にゴミやホコリを取り除いてください。

3)カッターホルダー内部の汚れやの消耗
・カッターホルダーの中にゴミが溜まると正確にカッティングできない場合があります。
  以下のPDFを参考にゴミやホコリを取り除いてください。
・カッターホルダーも消耗品です。頻度にもよりますが長年使用すると劣化してカッター刃がスムーズに回転
 しなくなります。劣化しているものは新しいものと交換してください。

◆カッター刃やカッターホルダーのメンテナンス方法に関しては以下のPDFをご覧ください。
セルフメンテナンスⅠ
◆カッター刃やカッターホルダーに関する詳細な説明を以下のページにまとめましたのでご一読ください。
カッティングツールについて

4)その他
・カッターホルダーを本体に取り付けた際にしっかり取り付けられているかネジの緩みなどをご確認ください。
・本体で調整したカット圧が、ソフトウェアやドライバからの設定情報が優先設定されており、無効になっている
 可能性があります。ソフトウェアやドライバの設定をご確認ください。

 

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トラブルシューティング:カッティング関連

Q

カット線が点線もしくはミシン目の状態で出力されてしまいます。

A

カッター刃にはオフセット(刃物の中心と刃先の距離)あり、カッティング中に進行方向に回転してカットしています。
カッター刃やカッターホルダーなどに異常があった場合、刃物が進行方向ではなく横を向いたまま動作した結果、
シートがうまく切れないためにこの症状が発生します。
以下の内容をご確認の上、対処ください。

1)カッター刃の汚れや磨耗
・カッター刃が磨耗したり、欠けたりしていないかご確認ください。異常がある場合は新しい刃と交換してください。
・カッターの刃先にカッティングシートや糊が付いていると正確にカッティングできない場合があります。
 以下のPDFを参考にシートや糊を取り除いてください。

2)カッターホルダー内部の汚れやの消耗
・カッターホルダーの中にゴミが溜まるとカッター刃がスムーズに回転しなくなります。
  以下のPDFを参考にゴミを取り除いてください。
・カッターホルダーも消耗品です。頻度にもよりますが長年使用すると劣化してカッター刃がスムーズに回転しなくなり ます。劣化しているものは新しいものと交換してください。


◆カッター刃やカッターホルダーのメンテナンス方法に関しては以下のPDFをご覧ください
セルフメンテナンスⅠ
◆カッター刃やカッターホルダーに関する詳細な説明を以下のページにまとめましたのでご一読ください。
カッティングツールについて

3)その他の原因
シートを貫通してカッティングを行うとカッタープロテクション(製品本体の刃先保護の樹脂部分)に傷が入ります。
カッタープロテクションに傷がある場合、刃先がシートに深くささるため、シートに引っ掛かりミシン目が発生します。
このような場合カッタープロテクションの交換が必要です。
当社コールセンターまでご相談頂きますようお願い申し上げます。

  cutter

上記の点を確認の上、いずれにも該当しない場合は機械的な故障と考えられます。
当社コールセンターまでご相談頂きますようお願い申し上げます。

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トラブルシューティング:カッティング関連

Q

プリント&カットを行うと、位置が合いません。

A

プリント&カットに位置ずれが生じた場合は以下のような原因が考えられます。

1)メディアの厚みによる影響
メディアの厚みやヘッド高さによって印刷とカットの位置が微妙にずれることがあります。
お使いのメディアに合わせてプリント&カットの位置合わせを調整するようにしてください。

プリント&カットの位置合わせを補正する方法

2)環境補正機能の確認
プリント&カットの精度は使用環境によっても大きく左右されます。そのためXC-540/540Wシリーズには
温度や湿度などの使用環境に合わせて位置合わせの精度を自動調整する「環境補正」機能が搭載されています。
特に夏場や冬場は冷暖房等の使用等によって室内の寒暖差が大きくなり、環境補正を実施されないと位置ズレが
発生しやすくなります。
この機能の初期設定は[ユウコウ]になっています。無用なカットズレを起こさないためにも
「環境補正」設定を[ムコウ]にしないようにしてください。

環境補正の確認・設定方法

3)経時変化による精度の低下
プリント&カットの位置合わせは一度設定を行えば、しばらくはそのままの状態で使用できます。
ただし、使用するごとに少しずつ精度に狂いが生じる経時変化は避けられません。
また、メディアを巻き込んでプリントヘッドが止まってしまった・・・など、プリントやカッティング動作時に
何らかの負担が掛かった場合にも精度が低下します。

頻繁に実施する必要はありませんが、精度に狂いが生じた場合は再度、プリント&カットの位置合わせの
補正を行ってください。

 

4)メディアの伸縮の影響
溶剤系インクジェットプリンターの特性上、塩ビメディアの縮みは避けられません。
メディアによって異なりますが、溶剤系インクやプリンタ本体のヒーターによる影響のため、印刷を終えた
メディアが縮んでプリント&カットの位置ズレを発生させる場合があります。
メディアの縮みが大きく、精度に問題がある場合はクロップマーク機能を使用して出力してください。
溶剤系インクやヒーターによるメディアの縮みをクロップマーク機能によって補正してカットすることができます。
クロップマークを使用したプリント&カットの出力手順

  「伸縮の少ないメディアについて」
 

当社ではプリント&カット用の伸縮の少ないメディアとして以下のPET系メディアをお勧めしております。
塩ビに比べるとメディアの伸縮はほとんどなく、製品本体自体の精度の確認にもお勧めできるメディアです。

 
品名 品番 仕様
セミ光沢PET(グレー糊付) SP-SG-1270G 1270㎜×30m 1本
セミ光沢PET(中粘糊付) SP-SG-1270TR

 

        ★これらのサプライ品は以下のRoland DG Online Shopのページより購入可能です。

Roland DG Online Shopへ

 

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トラブルシューティング:カッティング関連

Q

クロップマークを利用してプリント&カットを行うと、位置が合いません。

A

クロップマークを利用した場合のプリント&カットの位置ズレには以下の原因が考えられます。

1)Roland VersaWorksのレイアウト設定の問題
クロップマークを利用される場合は「印刷位置」設定にある「用紙の中心に合わせる」機能は利用しないでください。

  center

 

「用紙の中心にあわせる」機能の解説

 「用紙の中心に合わせる」機能」とは用紙幅に対して中心に印刷する機能です。
 この場合用紙幅は、プリンターのピンチローラの位置から検出されクロップマークを検出することによって
 短くなります。結果として「プリント時の用紙幅」と「カット時の用紙幅」の違いから用紙の中心位置が異なる
 ことになり、 プリント位置とカット位置が合わなくなります。

 

2)クロップマークによるプリント&カットの位置合わせの調整不足
機体差や経時変化によりクロップマークによるプリント&カットの位置合わせの精度が下がっていると考えられます。
以下のガイドに従ってクロップマークによるプリント&カットの位置合わせの精度を調整してください。


          クロップマークによるプリント&カットの位置合わせを補正する方法

 

3)クロップマークセンサーの不具合
クロップマークセンサーが汚れている、もしくはクロップマークセンサー感度の不具合が考えられます。
当社サービスマンによるクロップマークセンサーの汚れの除去やセンサー感度の調整が必要です。
当社コールセンターまでご相談頂きますようお願い申し上げます。

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トラブルシューティング:カッティング関連

Q

クロップマークがうまく読み込めません。

A

クロップマークを自動的に検出できない場合、以下の点をご確認の上、再度読み取り作業を実施してください。
なお以下の要因を避けられない場合は手動でクロップマークを設定することができます。
詳しくは次のPDFファイルをご覧ください。
手動でクロップマークを設定する方法

1)メディアの種類
クロップマークは白色のメディアに黒色で印刷されたクロップマークをセンサーで検出するように調整されています。
従って白色以外の模様や色が付いているメディアに印刷されたクロップマークは検出できません。
赤や黄色のカッティングシート、透明シートや銀ネーマなどは適しません。白色のメディアをご利用ください。

なお白色でも光沢の強いメディアやラミネート加工された場合にクロップマークを検出できない場合があります。

 

2)クロップマークのセンサー読み出し位置の確認
クロップマークはプリンター本体のセンサーを読み取り可能な位置にセットする必要があります。
クロップマークは以下の図のように必ずカッタープロテクション上に来るようにセットしてください。

c_mark


3)クロップマークの印刷状態
サードパーティ製メディアをご利用の場合、メディアの種類や印刷条件によってはインクが十分に浸透しないために
クロップマークがかすれたり、薄く印刷されることがあります。この状態で印刷されたクロップマークはセンサーでは
検出されません。
上位の印刷モードや印刷条件に変更するか、当社インクと相性のよいサードパーティ製メディアをご利用ください。

 

4)メディアの状態
取り付けたメディアが上面に反っていたり、折り目やシワが付いている場合、クロップマークを検出できない場合
があります。 メディアの反りや折り目、シワなどを直してからメディアを再取り付けしてください。

 

5)使用環境による影響
ツールキャリッジのセンサーに直射日光や室内照明が当たると、クロップマークを検出できないことがあります。
本体に直射日光や室内照明が当たらないように設置位置や向きを調整してください。

 

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トラブルシューティング:カッティング関連

Q

RIP上でカット線が認識されない、あるいはカット線が印刷されるだけでカッティングできません。

A

カット線がRIP上に認識されていないことが原因です。RIPのプレビュー画面上ではカット線は破線(点滅して)で
表示されます。カット線が破線で表示されていない場合は主に作成されたデータに問題があると考えられます。
以下のような原因が考えられますので、各対処方法をご確認ください。

1)カット線の設定
再度データ上でカット線を選択してカラー(色名)が「CutContour」と表示されるかご確認ください。
カット線の詳しい設定方法は以下のPDFファイルをご確認ください。

カット線の設定方法

なおIllustrator CS2以降において[線の位置]の設定を「線を内側に揃える」や「線を外側に揃える」に設定すると
カット線として認識されません。デフォルトの「線の中央に揃える」にてご使用ください。

 

2)透明やドロップシャドウなどの機能の影響
透明やドロップシャドウなどの機能を使用されている場合にカット線の設定を行っていてもRIP側で
カット線として認識されないことがあります。
原因はカット線の付近に半透明のオブジェクトやドロップシャドウのオブジェクトなどがある場合、
その周囲のオブジェクトが自動的に画像に変換されて(ラスタライズされて)出力されるためです。
透明機能等を使用した場合のプリント&カットの出力方法に関しては以下のページをご覧の上、対処ください。

Adobe Illustratorの透明機能について

3)用紙枠の境界に近接したカット線について(四角枠のカット線の場合)

①Roland VersaWorksのプレビュー画面について
カット線が用紙枠の境界近くで作成された場合、Roland VersaWorksの画面上でジョブ選択の青線と重なって
画面に表示されないことがあります。
プレビュー画面上でジョブ選択ツール(矢印アイコン)をジョブが選択されない部分に移動させてクリックしてください。
境界線近くのカッティング線が赤色の破線で表示されます。

②出力範囲の確認
カット線を用紙枠の境界近くに設定した場合は出力範囲に収まっているか十分ご確認ください。
たとえば、80㎜角の四角枠をカットする場合、出力サイズを同じ80㎜角にすると出力サイズの境界線とカット線が
同一線上にあるため、カット線が枠内に入っていないと判断されます。
このような場合は、出力サイズ内に収まるように余裕を持って設定します。

③ESPデータを使用している場合
EPSデータを使用してカット線を出力している場合は以下のFAQをご覧ください。

「カット線の一部が欠けてしまいます。」

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トラブルシューティング:カット関連

Q

プリント&カットを行った出力物の端が反って、台紙から剥れそうになりました。

A

この症状は溶剤系インクの特性によるものです。
以下の写真のように溶剤系インクが塩ビメディアに浸透するとメディアが収縮します。メディアも丸くなってしまいます。

 
tigimi1 yajirusi_s tigimi2   tijimi

 

 

以上のことからプリント&カットを行った場合、写真のように切り取られた部分でも
同様に、メディアの収縮によって端が反り返る場合があります。
(インク量に比例してその度合いが大きくなります)

soli

 

 

<プリント&カットの反りが発生する過程>
印刷面に沿ってシートの裁断またはカットを行った場合、図のように断面の部分が
反りあがる場合があります。メディアの収縮によって糊面が浮き上がる為に糊面が
乾いて接着力が弱まります。この状態で施工すると施工面に十分に貼り付けられ
ない場合があります。

soli1

      
プリント&カットを行う際は以下のようなことに注意して作業を実施することで反りや縮みを軽減できます。
溶剤系インクによるプリント&カットの注意点

  「伸縮の少ないメディアについて」
 

当社ではプリント&カット用の伸縮の少ないメディアとして以下のPET系メディアをお勧めしております。
塩ビに比べるとメディアの伸縮はほとんどなく、製品本体自体の精度の確認にもお勧めできるメディアです。

 
品名 品番 仕様
セミ光沢PET(グレー糊付) SP-SG-1270G 1270㎜×30m 1本
セミ光沢PET(中粘糊付) SP-SG-1270TR

          ★これらのサプライ品は以下のRoland DG Online Shopのページより購入可能です。

Roland DG Online Shopへ

 

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その他:メンテナンス

Q

ユーザーでもできるメンテナンスについて教えてください。

A

マニュアルにも掲載されていますが、付属のクリーニングキットによるプリントヘッド周りの清掃は
お客様にも実施して頂けるメンテナンスです。毎日実施する必要はありませんが、
通常のユーザーでしたら、月に1~2回程度実施されることをお勧めします。

また プリンタ本体のクリーニング機能で改善されない症状に関してはこの作業を実施すれば、
ほとんどの問題は改善されます。 詳細に関しては以下のページをご覧ください。

ユーザーメンテナンスのススメ

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その他:メンテナンス

Q

長期間使用しない場合に気をつけることはありますか?

A

長期間放置するとプリントヘッドが乾燥して、壊れることがあります。
月に1度は必ずサブ電源を入れるようにしてください。
サブ電源が入ると自動的にクリーニング等の動作を行い、プリントヘッドの乾燥を防ぐことができます。

 

<アラームによるお知らせ機能>
 当社の溶剤系プリンターには「アラーム」でこの動作を促す機能があります。
 長期間製品を使用しない場合でもプリンター本体のメイン電源は必ず入れておいてください。

 

  xc_onoff
<サブ電源オン アラーム表示>
alarm
 

 

 

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その他:メンテナンス

Q

今まで保守契約を結んでいなかった場合や、中古で製品を入手した場合に
保守契約を結ぶ事はできますか?

A

保守契約を結んで頂けるのは保守契約対象機種です。
これ以外の機種では申し訳ございませんがご契約頂けません。

保守契約を結ぶ事ができる期間は、その製品が最初に販売された時から5年以内です。
期間内かどうかはシリアル番号から判りますので、当社コールセンターまでお問合せください。

契約を結ぶ事が可能な製品には、契約して頂く事をお勧めしております。
使用頻度が極端に少ない場合や多い場合はメンテナンスの頻度が高くなるので有効です。
緊急な出力が多い場合も優先したサポートを行いますので有効です。

詳しくは年間保守契約のご案内をご参照ください。

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